【感想・レビュー】『小説 天気の子』(新海誠/角川文庫)聴書メモ
こんにちは。けいのです。
Audibleで『小説 天気の子』(新海誠/角川文庫)を聴いたので、聴書メモを書きます。
(Audibleの説明はこちら)
『天気の子』とは
2019年に新海誠氏が監督・脚本を務めたアニメ映画が公開され、興行収入が100億円を越えるなど大ヒットした作品です。
そのアニメ映画の原作小説となったのが、新海誠氏自ら執筆した『小説 天気の子』です。
あらすじなど
島で暮らす「森嶋帆高」が、地元の閉塞感などから家出をし、東京にやってくる。
そこで、「100%の晴れ女」を自称する「天野陽菜」と出会う。
天野陽菜は「祈ることで、必ず天気を晴れにできる」という能力を持っていたため、2人は次第に「晴れ女ビジネス」を通じて、依頼人に幸せを届け、充実した生活を送っていた。
しかし、晴れ女の能力には代償があり、森嶋穂高と天野陽菜は「世界か、自分たちの存在か」という選択を迫られることになっていく。
感想など
はじめに、僕は新海誠氏が作るアニメの大きな魅力の1つは「美しい風景などの作画」と考えている。
小説では、文字だけで物語が表現されるため、当然であるが「美しい作画」はまったく出てこない。
この状況で、新海誠氏の良いところが味わえるのか?という思いをもってAudibleを聴き始めた。
しかし、聴き始めてすぐに感じたことがあった。
それは、文字で表現されることの「情報量の多さ」だ。
僕はアニメ映画の『天気の子』を既に観ていたので、各シーンの場面の映像が頭に浮かべながら読んでいた。
そこで、アニメでは明示的に表現されなかった登場人物の気持ちが、明確に表現されているのだ。
僕は普段、「原作」⇒「アニメ」の流れで作品を鑑賞することが多いのだが、「アニメ」⇒「原作」の順に観ることは珍しく、意外な体験で楽しかった。
小説版とアニメ映画版、どちらかが楽しく感じたら、もう片方も鑑賞することをおすすめします。
きっと楽しい体験となりますよ。
お読みいただきありがとうございました。
※上記の画像は「フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)」様から取得しました。